核兵器の廃絶を
 
 〔新着情報〕
◆2009年9月10日 09年6月の議事録を追加
◆2009年1月22日 更新

これまでのニュースから

blue_button.gif日本共産党の代表質問に答弁・区がNPT再検討会議への参加を検討 (「区議団ニュース」2009.6)

議会議事録から

red_button.gif 2009年6月10日 定例会 代表質問 中里光夫区議
世界で注目されているオバマ大統領の核兵器廃絶をめざす演説について区長はどう評価するか
red_button.gif 2008年9月16日 定例会 代表質問 村田義則区議
核兵器廃絶にむけ自治体のイニシアチブを
red_button.gif 2006年10月10日 決算特別委員会 福祉保健分野 里吉ゆみ区議
北朝鮮の核実験について
red_button.gif 2004年9月15日月 定例会 代表質問 岸たけし区議
被爆60周年・平和都市宣言20周年に向け、被爆の実相を子どもや世界に伝えよ
red_button.gif 2004年6月9日 定例会 代表質問 里吉ゆみ区議
被爆60周年記念事業を検討せよ
red_button.gif 2004年3月1日 定例会 代表質問 中里光夫区議
被爆者見舞金を減額するな

関連ホームページ

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東友会(東京の被爆者団体)
日本平和委員会
東京平和委員会
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被爆者の声 被爆証言を音声で聞けます

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平成二十一年第二回定例会 世田谷区議会会議録第十一号 六月十日(水曜日)

◆六番(中里光夫 議員) 日本共産党世田谷区議団を代表して質問します。
 最初に、核兵器廃絶の問題について質問します。
 アメリカのオバマ大統領が四月、プラハで核兵器のない世界を目指すと演説しました。私たちは、この演説の次の三つの点に注目しています。
 第一に、アメリカの大統領として初めて核兵器廃絶を国の目標として掲げたことです。ブッシュ政権のときには、核による先制攻撃の戦略まで打ち出しましたが、大きな変化です。ロシアと並んで最大の核保有国であるアメリカが核兵器廃絶を打ち出した意味は大変大きいものがあります。
 第二は、広島、長崎での核兵器使用が人類的道義にかかわる問題であることを初めて表明し、その立場から核兵器廃絶に向けた責任について語っていることです。オバマ大統領は、核兵器のない世界のために、核兵器を使用したことのある唯一の核兵器保有国として米国は行動する道義的責任があると述べています。
 第三は、核兵器のない世界に向けて、世界の諸国民に協力を呼びかけていることです。
 この演説後、新たな動きが広がっています。国連で開かれたNPT再検討会議準備委員会で、長崎市長は、オバマ大統領が提唱した核安全サミットを長崎で開催するよう呼びかけました。広島市長は、オバマ大統領の演説を踏まえ、平和市長会議が掲げる二〇二〇年までに核兵器廃絶は可能だと訴えました。
 日本共産党は、唯一の被爆国日本で、核兵器廃絶を目指して国民とともに闘い続けてきた党として、この演説を歴史的な意義を持つものとして歓迎します。同時に、アメリカが核兵器廃絶へのイニシアチブを発揮することを求めるものです。区長は、オバマ大統領の演説をどう評価しますか、見解を伺います。
 核兵器をめぐる世界の流れの中で、来年開かれるNPT核不拡散条約再検討会議は重要です。NPT核不拡散条約は、五つの大国だけが核兵器を保有しながら、他国へ核兵器を持たないことを義務づけるという不公平な条約です。しかし、核保有国が核兵器廃絶への約束をしたことから、世界にこの条約が受け入れられてきました。この約束が果たされてこそ、他の国々に核兵器を持つなと説く政治的、道義的説得力を持つことができます。だからこそ、アメリカ大統領が核兵器廃絶を言ったことが重要なのです。来年のNPT再検討会議で、核保有国による核兵器廃絶の明確な約束が確認されることと、さらにその先の課題解決に進むことが求められています。
 五月に開かれたNPT再検討会議準備委員会に、広島・長崎両市長が出席しました。両市長は会議で演説をするとともに、二〇二〇年までに核兵器を廃絶する道筋を示すヒロシマ・ナガサキ議定書を来年のNPT再検討会議で採択させるための要請活動を行いました。世界の平和団体は、核兵器のない世界を求める国際署名を来年のNPT再検討会議に共同提出することや、NPT再検討会議に合わせてニューヨークで大デモンストレーションを行うことなどを合意しました。
 ノーベル平和賞受賞者十七名が連名で、ヒロシマ・ナガサキ宣言を発表しました。世界の政治指導者や市民に、核兵器廃絶に向けて行動するように訴えるもので、来年のNPT再検討会議の重要性を強く意識しています。いずれも、来年のNPT再検討会議を焦点にした核兵器廃絶のための動きです。
 こうした中で北朝鮮が核実験を強行したことは、核兵器廃絶を求める世界の世論への乱暴な挑戦であり、許されない蛮行です。日本共産党は、直ちに厳しく抗議する声明を発表しました。そして、世界じゅう、日本じゅうで抗議の声が次々と上がっています。北朝鮮に核兵器及び核兵器開発計画を放棄すること、六カ国協議に無条件に復帰することを求めて、国際社会が一致した行動をとることが大切です。
 熊本区長が区民を代表して、北朝鮮に対し今後の核実験中止を求める要請書を出したことは、的確に時期をとらえたものであり、核兵器廃絶を求めた世界の流れとも一致したものと評価いたします。区長はたびたび核兵器廃絶と恒久平和を求める発言をされています。核兵器廃絶を求める世界の流れについて、区長の認識を伺います。
 平和都市宣言をしている世田谷区としても、来年のNPT再検討会議に向けて、区としての具体的な行動を起こすべきです。核兵器廃絶を求める区民の活動を支援すること、区として原爆写真展やシンポジウムなどを開催すること、広島、長崎の平和記念式典や原水爆禁止世界大会に代表を派遣することなど、核兵器廃絶の世論を盛り上げていくために、区として力を尽くすべきです。また、平和市長会議に参加して、NPT再検討会議に代表を派遣してはいかがでしょうか、区長の見解を伺います。
 …

◎熊本 区長 ただいまの共産党中里議員の代表質問にお答えします。
 オバマ大統領の核兵器廃絶演説についてのお尋ねでございます。
 私は被爆地出身でもありますが、平和都市宣言を行った世田谷区の長として、世界共通の願いである核兵器廃絶と恒久平和の実現を願い、平和事業など機会あるごとにそのことを表明してまいりました。北朝鮮が平成十八年に続き、去る五月二十五日に地下核実験を実施した際にも、その暴挙に対して抗議の声明を発信するとともに、要請書を北朝鮮に送り、厳重な抗議とともに核実験中止を強く求めたところでございます。
 過日のオバマ大統領の演説については、意義深いものがあると大変評価しております。今後とも、世田谷八十四万区民を代表して、核兵器のない平和な国際社会の実現を願うとともに、区における平和事業を通じて平和の大切さを訴えてまいる所存でございます。
 …

◆六番(中里光夫 議員) 区長、ご答弁ありがとうございました。区長の平和に対する熱い思いを感じました。
 質問ではもう一つ、今、核兵器廃絶に向けて世界で非常に大きな動きになってきている。その中で、来年国連で行われます核不拡散条約の再検討会議が非常に注目されている。こういう中で、世界の動きについての区長の認識をぜひ聞かせていただきたいと思います。
 …

◎熊本 区長 中里議員の再質問にお答えしますが、今、核廃絶の機運が世界的に盛り上がってきていると思っております。そうした中で、それぞれの会議が持たれている。そうした中で、それでもなおこのたびの北朝鮮の核実験というのは許しがたい行為だと思い、さらにその盛り上がりを高めることに注目しているところでございます。その会議に出席するか否かにつきましては、これからも検討を進めてまいりたいと思っております。
 以上です。

◆六番(中里光夫 議員) 会議の参加については検討するというお答えですので、ぜひ前向きに検討を進めていただきたい。
 それから、所管のほうでいいんですけれども、核廃絶に向けて区として具体的な動きをぜひ進めていただきたい。先ほどの質問の中でも、原爆パネル展であるとか、シンポジウムであるとか、広島や長崎の記念式典に代表を送るであるとか、こういったことをぜひ前向きに検討していただきたい。答弁をぜひお願いします。
 …

◎板垣 政策経営部長 いろいろな取り組みに取り組んでほしいというようなお話でございました。世田谷区におきましては、この間、平和都市宣言を行いまして、平和資料室の開設や平和映画祭の開催など、数多くの事業を行ってきてございます。引き続き、区としてはそのような事業を通じまして、平和への取り組みも進めていきたいというふうに思っております。
 以上でございます。

平成二十年第三回定例会 世田谷区議会会議録第十二号 九月十六日(火曜日)

◆十三番(村田義則 議員) 日本共産党世田谷区議団を代表して質問いたします。
 世田谷区平和都市宣言は、今から二十三年前の一九八五年、核兵器の廃絶を求める十万人の区民の署名によって実現しました。世界平和と核兵器がこの地球上からなくなる日を心から願うとした宣言以来、世田谷区は区民とともに平和施策を推進してきました。
 今日、核兵器廃絶をめぐる世界の流れは大きく変わりつつあります。二〇〇〇年の核不拡散条約再検討会議、いわゆるNPT再検討会議では核兵器保有国に核兵器の廃絶を約束させました。かつて核兵器の廃絶はユートピアの話だと言っていたキッシンジャー元国務長官は、シュルツ元国務長官、ペリー元防衛長官などとともに核兵器廃絶の提言を発表しました。提言では、核抑止力に依存することはますます危険になる一方、ますます有効性はなくなっているとし、核保有国の指導者が核兵器のない世界という目標を共同の事業にすることを呼びかけています。そして、この秋行われる大統領選挙に向けた米民主党綱領には、核兵器のない世界を追求し、具体的な措置をとるとの公約が掲げられました。
 平和市長会議に参加する自治体はこの三年間で二倍以上に拡大し、世界二千三百六十八都市となりました。広島、長崎の被爆者の皆さんを初め、被爆国日本から始まった核兵器のない世界を目指す運動と世論は、今や世界の大勢となり、核兵器の廃絶はいよいよ現実の課題となっております。
 平和都市宣言以来続けられてきた世田谷区の平和施策、区民の自主的な運動もその一翼を担っています。区長は核兵器廃絶に向けた世界の変化をどう受けとめていますか。また、その中で積極的役割を果たしてきた区民の自主的運動と区の平和施策をどのように評価しているのか伺います。
 次回のNPT再検討会議は二〇一〇年に行われます。ことしの原水禁世界大会は、各国政府代表のほか、国連代表として事務総長代理も出席し、次回のNPT会議の成功、つまり核保有国の核兵器廃絶の約束を具体化する会議とするためのあらゆる努力を確認いたしました。
 再検討会議開催まで一年半です。平和都市宣言に基づき、区としてもこの一年半を核兵器廃絶を目指す集中行動期間などと位置づけて、区民の自主的運動とともに、平和施策を大きく進めることを提案いたします。区の見解を伺います。
 …

◎熊本 区長 ただいまの共産党、村田議員の代表質問にお答えしてまいります。
 前段で、私への質問に核兵器廃絶への世界の変化をどう受けとめているかということの、ちょっと意味がわからないんだ、逆質問しちゃいけないんでしょうか。近年、核保有をちらつかせながら外交を進めている国があるけれども、それはどうかということのお尋ねですか。もしそうであるならば、それはよくないことだと思います。村田議員も私も同じだと思いますけれども、我々が住む地球上から核兵器をなくして、戦争のない平和な世界の実現をと望んでいるのは、全世界共通の願いだと私は思っております。
 世田谷区では昭和六十年、区議会の議決をもとに平和都市宣言が行われました。私はその平和宣言に基づいて、これからも平和的施策に取り組んでまいりたいと思っておりますので、またご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 なお、区内で平和活動をされていらっしゃる団体がいらっしゃるということも十分承知しております。それはそれとして、また区としての対応を考えていかなければならないかなと思っているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
 以上です。その他につきましては、所管よりご答弁をいたします。
 以上です。

◎板垣 政策経営部長 核兵器廃絶に関連いたしまして、区としてこの一年半を核兵器廃絶の集中行動期間などと位置づけて、平和施策を大きく進めよとのことでございました。
 世田谷区では、昭和六十年の平和都市宣言におきまして核兵器の廃絶を掲げ、その後、平和映画祭の実施や平和資料室の開設など、平和に関するさまざまな事業を行ってまいりました。
 今後とも区民の皆様とともに、粘り強く平和に向かっての取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 …

◆十三番(村田義則 議員) 核兵器をめぐる世界の変化というのは、区長が望まれているように、また、圧倒的多数の区民の皆さんが望んでいるように、核兵器廃絶の方向で世界が動いている、そういう意味でお話をさせていただきました。ぜひ一緒に力を合わせて、一刻も早い核兵器廃絶の実現ができるように、ご一緒に力を合わせたいと思っております。
 …

平成十八年決算特別委員会 決算特別委員会会議録第五号 平成十八年十月十日(火曜日)[福祉保健分野]
◆里吉 委員
 私からは、まず、昨日北朝鮮政府が核実験を強行したことについて一言申し上げます。これは、国連安保理決議などが世界とアジアの平和と安定への脅威として一致して反対していた国際社会の意思を無視したものです。また、六カ国協議や日朝平壌宣言など国際取り決めをじゅうりんする暴挙であり、我が党はこれに厳しく抗議するものです。また、我が党は、北朝鮮政府に対し核兵器及び核兵器開発計画を放棄すること、即時無条件で六カ国協議に復帰することを求めます。また、国際社会がこの事態に対して一致協力して対応し、問題の平和的外交的解決という立場を堅持して臨むことが大切であると考えます。
 それでは質問に入ります。…

平成十六年第三回定例会 世田谷区議会会議録第十三号 九月十五日(水曜日)
◆二十五番(岸武志 議員)
 私は、日本共産党世田谷区議団を代表して質問いたします。
 ことし八月六日、私は広島で開かれた原水爆禁止大会に参加してまいりました。平和記念式典には、遺族や被爆者、世界各国からの参加者ら四万五千人もの方が参列しておりました。核兵器の廃絶を願う世論と運動が大きく前進していることを実感しました。
 平和宣言で広島市長は、二〇二〇年までにこの地球上からすべての核兵器を廃絶すること、そのために来年八月九日までを核兵器のない世界をつくるための記憶と行動の一年にすることを呼びかけました。また、核兵器の非人間性と戦争の悲惨さとを若い世代に理解してもらうため、被爆者の証言を世界に届け、世界の子どもたちに被爆体験記を読み語るプロジェクトを展開することも提起しました。
 来年、二〇〇五年のNPT、核不拡散条約再検討会議では、核兵器廃絶の期限を具体化する協議が行われようとしています。五年前、百五十五カ国が参加し、ニューヨークで開催された同会議では、核保有国も含め核兵器廃絶が約束されているからです。
 区長は、同じ自治体の首長として、広島の市長の呼びかけをどう受けとめておられるか、これにこたえた行動をするのか、見解を伺います。
 また、子ども向けの教材やパンフレットをつくり、被爆の実相を伝えること、被爆証言集を翻訳して世界の子どもたちに届けることなど、区としての取り組みを求めます。見解を伺います。
 …
◎熊本 区長
 ただいまの共産党、岸議員の代表質問にお答えいたします。
 そのご質問の中で、核兵器に関するご質問がございました。
 核兵器のない平和な社会の実現は全世界共通の願いであり、平和のとうとさは申し上げるまでもございません。被爆自治体として広島市長が平和宣言をされておられますことは尊重されるべきことだと受けとめております。非核三原則の堅持を望み、平和都市宣言をしている世田谷区の区長として、私は、核兵器がこの地球上からなくなる日を心から願い、今後も平和への区の取り組みを推進してまいりたいと思っております。
 …
◎西澤 政策経営部長
 私からは、被爆六十年、平和都市宣言二十周年に当たりまして、子ども向けの教材やパンフレットをつくって子どもたちに届けるなどの取り組みをとのご提案がございました。
 被爆から六十年になります来年は、戦後六十周年でもありまして、また、世田谷区平和都市宣言から二十周年に当たる年でもございます。区では、この間、昭和六十年の平和都市宣言以降、世田谷区に平和の祈りの像、平和の灯の設置、また、戦争体験記録文集ですとか学童疎開記録文集の発行や平和資料室の開設など、平和に関する事業に取り組んでまいりました。
 戦争のない平和な社会の実現は区民共通の願いでございまして、区はこれまでも平和の輪を広げる施策を着実に積み重ねてまいりました。これらの実績を踏まえまして、来年度の区の取り組みにつきましても、区議会のご意見を賜りながら検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

平成十六年第二回定例会 世田谷区議会会議録第九号 六月九日(水曜日)代表質問より
◆二十三番(里吉ゆみ 議員)
 日本共産党を代表して質問いたします。
 アメリカ、イギリスによるイラクの軍事占領は、市民への無差別攻撃、拷問、虐待など、日に日に侵略者の残虐な本性をむき出しにしています。国連憲章を踏みにじった侵略戦争と軍事占領支配の破綻は、今やだれの目にも明らかです。米軍主導の無法な軍事占領支配を一刻も早く終わらせ、イラク国民の主権を完全に回復して、イラク国民の意思に基づいた国づくりを進める方向に切りかえる、国連はその枠組みをつくることに全力を挙げるべきです。
 重大なことは、日本がアメリカによる無法な軍事占領に協力、加担するために、自衛隊の派兵、駐留を続ければ、米軍のイラク国民に対する弾圧、虐待の共犯者にさえなりかねない危険が増していることです。これは、我が国とイラク国民、アラブ・イスラム諸国との矛盾を広げ、日本とイラクの両国民に取り返しのつかない犠牲をもたらすことにもなりかねません。日本が世界史にぬぐうことのできない汚点を残す、このような道を進むことを日本国民は決して許しません。また、武力行使を伴う多国籍軍への参加は、憲法上許されない問題です。日本共産党は、イラクからの自衛隊の速やかな撤退を強く求めるものです。
 来年は、原爆投下からちょうど六十周年を迎えます。一九四五年八月、一瞬にして二つの都市を壊滅させた広島、長崎への原爆投下。あの悲劇を繰り返してはならないという被爆者の叫びは、核兵器廃絶を求める世界の声となって広がっています。
 世田谷では、区長もご存じのように、区民の被爆体験の証言づくりが取り組まれています。区長も証言集を読まれた感想の中で、母が瓦れきの下を探し回ったと、ご家族が広島で被爆された経験を話され、こんな悲惨なことが二度と繰り返されることがあってはならないと新たに感じたとおっしゃいました。また、イギリスの国営テレビ局であるBBC放送では、未来に平和をもたらすため、もう一度広島に起こったことを世界に伝えたいと、広島の原爆についてのドキュメンタリーの制作を進めているそうです。
 核兵器の廃絶と平和の輪を世界に広げていくことを誓い、平和都市宣言を行った世田谷区でも、その趣旨を生かし、被爆六十周年記念事業を検討すべきと考えます。区長の見解を伺います。
 …
◎西澤 政策経営部長
 平和都市宣言の趣旨を生かして、被爆六十周年記念事業を検討せよとのご質問でございます。
 被爆から六十年になります来年は、戦後六十年でもあり、また世田谷区平和都市宣言から二十年に当たる年でもございます。区では、戦後五十周年、平和都市宣言十周年に当たる平成七年に、平和を祈念する式典を開催いたしております。戦争のない平和な社会の実現は、区民の共通の願いとする平和都市宣言のもとで、区は、これまでも平和の輪を広げる施策を着実に積み重ねてまいりましたが、そのことを踏まえまして、検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

平成十六年第一回定例会 世田谷区議会会議録第二号 三月一日(月曜日)代表質問より
◆二十四番(中里光夫 議員)
 日本共産党を代表して質問します。

 第一の問題は、暮らしや福祉の分野を軒並み削減し、区民に負担を強いる予算だということです。区民の実態を全く無視して、高齢者や障害者などのための二億六千万円の区民の負担をふやそうとしています。その幾つかについて伺います。
 被爆者団体の方が被爆者見舞金の減額をしないでほしいという要請をしています。改めてご紹介したいと思います。年に一度、被爆者の方に見舞金を渡す被爆者見舞金。原爆症認定者の場合、一万六千円、一般被爆者の場合、一万二千円を一律一万円に減額する計画が区から示されました。要請書には、被爆者をお見舞いしたら、八十三歳のひとり暮らしの女性は、年金をもらっているが、家賃を払うと、あとは余り残らず、食べるものを買うにも事欠き、この前など、お金がなくなり、あちこち探して、やっと二百円見つけ、魚のあらを買ってきて煮て食べて命をつないだとあります。この方たちにとって二千円というのは、まさに命綱なのだと訴えています。
 原爆被爆者は、原爆で健康を奪われた上、被爆から半世紀以上がたって、すっかり高齢化し、病弱化しています。昨年、世田谷の被爆者が出した被爆証言集では、世田谷在住の七百七十三人の被爆者のうち二十九の証言が掲載されています。原爆投下直後の広島でけが人の治療に当たったある方の証言では、黒焦げになった人、ガラスがいっぱい刺さった人が多かった。顔のやけどが化膿して、耳や目からウジがわき、そこからハエが飛び立っていった。まさに地獄を体験した最も悲惨な戦争犠牲者なのです。
 政策評価委員会の人は、被爆者に直接会って、見舞金がどれほど被爆者を勇気づけているか、話を聞いたことがあるのでしょうか。区長自身も被爆者一人一人の話を直接聞いてくるべきです。被爆者見舞金を削減しないよう強く求めます。
 そこで伺います。区長もこの要請文を読んだはずです。どう感じましたか、感想をぜひ聞かせていただきたい。また、被爆者見舞金の削減額は百三十八万六千円です。この百三十八万六千円を一体何のために使おうというのですか。区長、答弁を求めます。

◎熊本 区長
 日本共産党、中里議員の代表質問にお答えいたします。
 …
 次に、被爆者の問題にご質問でございます。
 被爆という悲しい体験、戦後からの困難な時代を生き抜いてこられたことに対しましては、私も祖父を原爆で失っております。当時広島におりましたものですから、そのことは十二分に感じております。ですから、私は被爆者の方々をないがしろにするというような考えはさらさら持っていないということだけはご認識いただきたいと思います。
◆二十四番(中里光夫 議員)
 答弁いただきましたけれども、再質問させていただきます。
 区長は被爆者団体について、決して被爆者をないがしろにしているものではないというふうにおっしゃっていましたけれども、今回の削減しないでほしいという切実な願いに対して、今回の、この削るというやり方がないがしろにしないものだと言えるのかどうか、もう一度お伺いしたい。

◎秋山 在宅サービス部長
 被爆者見舞金につきましてお答え申し上げたいというふうに思います。
 介護保険制度や支援費制度に見られる社会構造の変化に対応いたしまして、社会福祉分野におきまして基盤整備の充実を図るために、行財政改善推進委員会の方針等に基づきまして、現金・現物給付の支給の見直しを行ったということでございますので、ご理解をいただきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
◆二十四番(中里光夫 議員)
 もう一度、区長にお伺いしたいと思うんですけれども、被爆者をないがしろにしないと言っておられますけれども、これが答えなのかどうか。
   〔熊本区長登壇〕
◎熊本 区長
 今部長から説明があったことでおわかりだと思いますけれども、ないがしろにするということにつきましては、その被爆者に対しての支援をゼロにしているわけではないということですね。ゼロにしたのなら、ないがしろにしていると言われてもやぶさかではないですけれども、その点はおわかりいただけていると思います。
 以上です。